お気に入りのキルトは見つかりましたか?

私はログキャビン、レモンスターキルト、ハワイアンキルトとか好きです。

パッチワークキルトには本当に多種多様の種類があり、 また製作者それぞれによるデザイン・色柄、キルト地の選択指向があり、
本当に魅力的で創造力に圧倒されます。
生地の質感・手触りまでお伝えできないのがとても残念ですが、機会があればぜひいろいろ手に取ってご覧になってみてください。

ここでは、すべてではありませんが パッチワークキルトの様々な種類、そしてパターンを紹介しております。
複数の名前のもつものもあります。ご参考までに。


五十音順に並んでいます。画像をクリックすると拡大画像が確認いただけます。




パッチワークキルトの種類、パターン
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アローヘッド



矢の形がポイントです。
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アップリケキルト



誰もがよく知っているアップリケはキルトにもよく使われます。曲線の多いデザインに用いられ、絵画的表現がしやすい技法です。
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アルバムキルト



ブロックを持ち寄り、組み合わせたまさにアルバムスタイルのキルトです。チームでブロックを持ち寄ったり、一人で全ブロックをつくることもあります。記念キルト、贈呈キルトなどがあります。

エイトポイントスター



上段アルバムキルトの中心のデザイン。キルトの基本、8つの角をもつ星形で、4枚の型紙によってできています。
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エンブロイダリーキルト



エンブロイダリーとは刺繍の意味。ブロックにいろいろな図案を刺しゅうで表現した技法のことをいいます。赤一色の糸で刺すレッドワーク、青一色のブルーワーク、清楚な白一色のホワイトワーク、ボリューム感のあるステッチを楽しむキャンドルウィックなどがあります。
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オレンジピールキルト



オレンジの皮をむく時にこのような、くし形に筋をつけてむくのでこの名がついたパターンです。かわいい感じにまとまります。
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カテドラルウインドウ



大聖堂の窓を飾るステンドグラスのように台布で作った窓から美しいはぎれを覗かせるパターン。飾り要素が強いのでテーブルセンターなどに向いています。
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カレードスコープ



カレードスコープ(万華鏡)はパターン名ではありませんが配色の仕方で万華鏡のように大小の円が重なって組み合わされた現象です。
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カンサストラブル



西部へと向かう開拓者たちが遭遇したインディアンたちとのトラブルが由来。このデザインは多くの別名、なんと14通りの呼び名があります。アイリッシュパズル、インディアンの通った道、森への小路、散歩道、北風、海の嵐等など。大小三角つなぎの繰り返しのデザインです。
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グランドマザーズファン



左上デザインです。ファン(扇)は東洋の影響を受けたデザインのひとつで1920年代アールデコの流行につれてもてはやされたパターンです。
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グランドマザーズフラワーガーデン



六角形や八角形など台紙を布でくるみ紙ごとしつけかがり合わせていきます。
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クレイジーキルト



不定形の布をパズルのように土台布に縫いつけ、刺しゅうステッチで飾りつけます。実用的というより装飾的に使われてきました。
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コードヤート



裁判所の階段、コードヤード。
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サンプラーキルト



まさにサンプルのようにさまざまなパターンを寄せ集めた作品。
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シェルキルト



シェル(貝型)に型紙を作りあわせていきます。
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シャドーキルト



土台布にアップリケを仮止めしてオーガンジーをのせ、周りをランニングステッチで押さえます。透ける素材を重ねることによって、柔らかい表現ができます。
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スカラップキルト



折り紙を折るように布を折ってモチーフをつくりかがり合わせていくパターン。1枚ごとにキルト綿を入れてキルティングしていきます。
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ステンドグラスキルト



ステンドグラスに見立てたキルトです。土台布にデザインを描き、突き合わせに置いた布をバイアステープでとじつけます。
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ダブルウェディング



重なり合うリングは結婚の象徴ということでブライダルキルトとして作ることが多いそうです。ブライダル用としては無地の部分にハートのキルティングを入れるのもきまりのひとつとなっているそう。人気の高いキルトです。
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トラプントキルト



イタリアで生まれたキルトでイタリアンキルトとも呼ばれます。キルティングしたものに裏側から毛糸やコードなどを入れて立体的に彫刻のように浮き出す手法です。
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ドランカーズパス



酔っ払いの道とか千鳥足と訳されるこのパターン。ブルーと白だけで作ったものは一時期婦人キリスト教禁酒同盟のシンボルだったこともあるそうです。おもしろいですね。組み合わせをかえるとワンダーオブザワールド、フォーリングリンパースなどもパターンも仲間です。
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ニューヨークビューティ



右側のデザイン。アメリカの建国の年に作られたといわれるこのパターン。シャープで都会的なイメージが特徴です。

ナインパッチキルト



9ピースで1ブロック、パッチワークの基本的パターンです。
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ハワイアンキルト



切り紙細工の模様からできる対称的なパターンを、土台布にアップリケするキルトの。草花や海の生き物など自然のモチーフが特徴で、アップリケパターンに沿ったエコーキルトをするのも独特なスタイルです。
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ピースドキルト



キルトの中で最もポピュラーな技法。三角形、四角形、六角形などを縫い合わせ、幾何学模様のデザインでつくられたトップは、数限りない組み合わせができます。
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パフ



病弱な少女を見舞うために作られた手法。四角い布にタックをつまんで綿をつめマシュマロのように仕上げます。ベビーキルトやクッション、クリスマスリースなど立体感を作りたい装飾品に最適です
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フライングギース


左側デザイン。三角を組み合わせたデザインです。
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フラワーバスケット



西部劇などにもよく登場するバスケットは開拓時代生活必需品でした。アーリーアメリカン時代の象徴として、花かごの名の通り花をアップリケすることが多いです。
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ブレイジングスター



燃える星という名のパターン。世の中に出て人の上にたつような輝く星のような存在になってほしいという思いをこめて、男の人に送るキルトとして作られることが多かったそうです。菱形の中心から外へ広がっていくデザインは壮観です。
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ベアーズ・ポー



熊の手と呼ばれるパターン。メイプルリーフ(かえで)とピオニー(松葉)が熊の手の類型パターンの代表だそうです。
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ボウタイ



タキシードや燕尾服に使われる蝶ネクタイ、ボータイからのデザイン。花や鳥、バスケットなど女の子向けパターンが多い中数少ない男の子向けのデザインだそうです。
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ホワイトキルト



伝統的には白の布に白色でキルティングをほどこし、これによって生まれる陰影のあるデザインを楽しむものです。
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マリナーズコンパス



海洋コンパスがモチーフ。中心と外回りを同じ配色にするとしまります。
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ミックスT



ダブルTとも呼ばれます。アルファベットのTの文字が並ぶパターンです。パターン同士のはぎ目のところに逆向きのTが表れるのが特徴です。
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モラ



中南米サンブラス諸島のクーナ族による伝統的な民族手芸。リバースアップリケの手法を用い、幾重にも布を重ねて色鮮やかに人や動物などを表現しています。躍動感あふれる大胆な構図の中に、クーナ族の象徴や民族性が感じられます。
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ヨーヨーキルト



円形または長方形にカットした布を縫い縮め、ギャザーを寄せて一つ一つの接点をつなぎ合わせます。裏布もなくキルティングもしません。
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レモンスターキルト



星をモチーフにした数多くのパターンがありますが、レモンスターは星のデザインの原点といえるデザインです。8つの菱形で構成されます。
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ログキャビンキルト



丸太小屋の建て方のイメージから生まれたキルト。土台布の中央に明るい色の四角形をおき、細長い布をその周りに縫いつけていく方法です。